フコク生命人事部からの依頼を受け、数か月にわたって本社、支社、営業所を訪ね、多くの職員に話しを聞いてきた。振り返ってまず感じるのは、それぞれの仕事における職員一人ひとりが担う責任の重さと「お客さま基点」という言葉に表れたお客さまへの"想い"である。そして、そこで生れる仕事のやりがいこそが、フコクのパワーの源泉だった。
一連の取材では、様々な側面からフコク生命の魅力を知る機会に恵まれた。中でもフコク生命を率いる代表取締役・米山好映氏のインタビューは、とりわけ印象深いものとなった。「最大たらんよりは、最優たれ」という理念を機軸にした、"量より質"を重んじる「堅実経営」の姿勢。そして、「生命保険の原点は"相互扶助"であり、その本質は"ケア"にある」とい言葉に、生命保険が持つ社会的使命の自覚を強く感じたのである。
その哲学は、職員の行動にも反映されていた。「もし自分がお客さまだったら……」を常に想像しながら仕事に取り組み、サービスを提供していく「お客さま基点」の実践。そして"初回3訪、初年度6訪活動"に代表されるお客さまへのアフターサービス。こうしたフコク生命の姿勢は、お客さまから確かな信頼を獲得し、業界トップレベルの低い解約・失効率として結果に表れている。また、「お客さま基点」のより徹底した実践のために、様々な施策によって職員の"働きがい"の向上を図り、"自発性"を引き出す試みは、次代のフコク生命を創造する強い意志が感じられた。加えて、特筆すべきことは、学生に自分たちの本当の姿を伝えたいという人事部の熱意である。その想いが、私たちの取材を前へと突き動かしたのだと思う。米山氏が最後に語った言葉が強く印象に残っている。「お客さまや仲間からの"ありがとう"という言葉に感じる喜びが、私の働く源」――学生諸君はこの言葉から、"働く"ということの意味を改めて考えてもらいたい。

