そもそも生命保険はお互いに助け合う“相互扶助”の精神を基本としています。近年、株式会社へ転換する生命保険会社もありますが、“相互扶助”というのは生命保険の原点。したがって、相互扶助を基本とした「相互会社」には大いに意義があり、今後もフコク生命は「相互会社」という企業形態を貫いていく考えです。
“現代”は、社会構造や経済環境が大きく変化する中で、個々人の不安感や孤独感が増している時代だと思います。そのような時代であるからこそ、社会が生命保険を必要としているのではないでしょうか。それは保障による安心の提供に留まるものではありません。私は、“ケア”という概念が重要だと思っています。
“ケア”とは、「人に対する思いやりであり配慮であり、気付き」です。現在、生命保険の商品は多様化しています。そして保険が必要なときは人が一番不安を感じているときでしょう。生命保険会社は確かな保障を提供すると同時に、心のこもった“ケア”が大切なのです。しかし現代は、ネット販売など顔が見えなくても便利に暮らせる世の中となった一方で“ケア”が社会一般に希薄化してきています。だからこそ、フコク生命はFace to Faceの“顔の見える関係”の中で、“ケア”を実践し、人を不安や苦しみから救う一助になりたいと考えています。
当社には、創業以来継承されてきた「DNA」があります。それは「他とは違うことをやる」という独自の姿勢です。その一つが“保有純増主義”。量的な拡大を目指すのでなく、アフターサービスの徹底で安心して継続していただき、失効解約率を低減するという考え方です。金融機関の窓口で保険商品を販売する取り組みも、業界に先駆けて開始しました。また資産運用においても流動性を重視した安定的な運用を基本姿勢としています。
これらの取り組みの根底にあるのは、私たちが語り継いできた「最大たらんよりは最優たれ」という言葉です。これは量よりも質の充実による「堅実経営」を目指すもので、この哲学が、いつの時代でも経営の羅針盤となっています。
現在、当社は「もし自分がお客さまだったら」を常に想像しながら、仕事に取り組み、サービスを提供していくという「お客さま基点」をフコク生命の価値観としています。この「お客さま基点」を職員一人ひとりが実践することが他社との最大の差別化を生み、当社の成長・飛躍の原動力になると考えています。
私は「お客さま基点」の実践は、先に述べた“ケア”の実践であるとも思っています。人への思いやりや配慮である“ケア”は、相手を思う気持ち、もし自分が相手だったらと想像することが起点になるのですから。当社が目指すものは、「売上No.1」ではなく、「お客さまから評価される生命保険会社NO.1」なのです。
入社後1年間の支社での勤務は、私にとっての原点です。生命保険というものがどういうものかを肌で実感しました。その後、資産運用部門に配属されたのですが、最初は「こんな仕事をするなら辞めてやる」と思ったのです(笑)。しかし1年ほど過ぎると面白くなってきました。仕事とはそういうものです。やってみると必ず新しい発見がある。生命保険会社の業務は多彩ですから、面白い仕事がきっと見つかります。だから、私は誠実さをはじめ、異能・異才を放つ人など、いろいろな人に入社してほしいと思っています。
私たちはなぜ働くのでしょう。それは私にとっては、お客さまや仲間からの「ありがとう」という言葉に集約されます。そこに喜びを感じるから働く、それが私の働く源です。






